1年目の昨季から先発の候補として期待され、ファームで年間を通して先発を任されてきた。結果は残せなかったが、今季に入り見違えるような投球で2ケタ勝利をマーク。一軍のマウンドを経験して、これから大きく羽ばたこうとしている。 昨季はイースタン・リーグで1勝8敗、防御率4.90に終わったが、今季は11勝6敗、防御率3.38の好成績を残している。1年間で何が変わったのか。
「昨年は継続して試合で投げながらフォームのムダを省き、固めました。技術面でいい方向に進んでいるため、打者を抑える確率が上がっています。精神面も違いますね。去年は投げる前から不安でしたが、今年は自信を持ってマウンドに上がっています」
転機は昨秋のフェ
ニックス・リーグだ。プロ入り後はすべての打者に全力で投げ、3、4回で球威が落ちて打たれていた。だが、10月18日の
中日戦では7回無失点の好投を披露。体力面の課題をクリアし、4回以降も球速、球威が落ちることがなかった。
自信を得て臨んだ2年目は、キャンプから順調なスタートを切る。そして3月22日の
西武戦(鎌ケ谷)で衝撃の投球を見せた。5回から4イニングを投げ、12個のアウトのうち10個を三振で奪う、“奪三振ショー”を見せた。
「あの試合は出来過ぎ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン