キャリアから、投げるボールのスピードまで、どれも規格外の逸材。ファームのゲームでは打ち込まれることも少なくないが、本人はしっかりと課題をとらえ、ポジティブに取り組んでいる。 
投手/1年目/23歳
192センチの長身から151キロの快速球を投げ込む。数字も規格外なら、キャリアも規格外である。宮崎県日南市に生まれ、サーフィンに熱を入れていた
ケムナ誠は、日南高2年になってから野球部に入った。甲子園出場経験はない。
潜在能力は部員300人の大所帯である日本文理大で開花した。「投手だけでも100人いましたから、何か個性を出さないといけません。まずは、速球を磨こうと考えました」。球場に併設されたウエート・トレーニング場にこもり、上半身を中心に鍛え抜いた。体重は16キロ増えた。すると、入学当時140キロだった球速は・・・
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