攻守走3拍子そろった右打者として高く評価され、昨秋のドラフト1位で常勝軍団・ソフトバンクの仲間入りを果たした。異例のシーズン、ケガによる二軍スタート、課題だらけの毎日……。一軍昇格までの道は険しいが、プロ野球人生はまだまだ始まったばかりだ。 取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭 
外野手/1年目/22歳
春季キャンプA組(一軍)スタートを果たすと、オープン戦で打率.368、チームトップの5盗塁をマークして、前評判どおりの“打ってよし、走ってよし、守ってよし”を見せつけた。しかし、新型コロナウイルスの影響により開幕が延期になると、自粛期間中(5月下旬)に右ヒジを故障。6月28日に二軍で“開幕”を迎えたが、なかなか調子は上がらない。それでも、必死に課題と向き合い、浮上のきっかけを探している。 ──異例のシーズンとなりましたが、プロ野球選手の生活には慣れましたか。
佐藤 だいぶ慣れました。コロナも含めて、いろいろと初めてのことだらけですけどね(笑)。
──アマチュア時代と違う部分は?
佐藤 日ごろの体のケアとかは見直した部分です。僕の場合、春季キャンプで痛めた右ヒジを、自粛期間中にまた痛めてしまって。それで目標としていた開幕一軍を逃したと言っても過言ではないので、それがすごくもったいなかったなと。もうケガはしたくないので、コンディションには気を配っています。
──ほぼ毎日試合がありますからね。
佐藤 その点で言えば、メンタル的な部分でも見直しが必要。気持ちの切り替えが、なかなか難しいと感じています。実はもともとメンタルは・・・
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