速球に夢を乗せて──。最速154キロのドライチ右腕は入団時から真っすぐへのこだわりを隠さない。目標はNPB最速の「165キロ」と言う中で、ファームで登板を重ねる今、理想のストレートも具体化されてきた。 取材・構成=鶴田成秀 写真=松村真行 
投手/1年目/19歳
先発ローテ入りして実戦登板を重ねるも、球数は1試合最多98で、イニングは最長5回。制限を設けていることは透けて見えてくるが、だからこその課題も出てきた。体をつくって球威をアップさせ、球種を増やして投球の幅を広げる──。成長過程の真っただ中にいる19歳は、進む道を自ら見つけていく。 ──入団から半年がたった現在、最も意識していること何でしょうか。
山下 う~ん、いろいろあるのですが、一番はファームのローテで投げさせてもらう中でケガせず、プロで戦う体づくりです。パフォーマンス向上につながるウエート・トレーニングをしながらも疲労を恐れることなく。パフォーマンスを発揮できるように、体をつくることです。
──ウエートは下半身を中心的に?
山下 高校時代から下半身はトレーニングしているんですが、プロに入ってから上半身のウエートも始めたんです。「腕の振りを強くするため」に始めました。
──一方、実戦登板も重ね、投球面でも課題や新たな意識も生まれているのでは。
山下 キャンプのときと比べると・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン