同期だけでも4人の捕手が入団した最激戦区のポジションにあって二軍の正捕手の座をつかみつつある。昇格までの期日は残りわずかだが、最後までアピールを続ける。
写真=榎本郁也


　名捕手が、育成捕手の可能性に目を付けた。喜多隆介だ。横投げ気味のスローイングから放たれる強烈な二塁送球と、甘いマスクが魅力の若武者は、阿部慎之助二軍監督が「捕手としてのセンスがある」と語った有望株だ。石川・小松大谷高、京都先端科学大(京都学園大から2020年に校名変更)を経て、育成ドラフト2位で巨人に入団した。二軍が中心で・・・