フルスイングが身上の育成ルーキーだ。今季中の支配下登録はならなかったものの東京五輪によるペナントレース中断中に行われたエキシビションマッチに出場し、安打も記録。日々の経験や周囲からの助言を吸収し、着実に成長している。 取材・構成=依田真衣子 写真=佐藤真一 
内野手/育成1年目/21歳
高校卒業後、プロ入りを目指してBCリーグでプレーしてきた、貪欲な向上心の持ち主だ。まだ粗削りではあるものの、持ち味であるパンチ力でアピールを続ける。目標は支配下登録のその先、「一軍で活躍すること」である。 ◎
──今の成績はどう感じていますか。
赤羽 正直、打率.206では物足りなく感じています。
──初安打は4月13日のイースタン・
巨人戦(戸田)。入団後、ヒットが出ない日が続きました。
赤羽 イースタン(・リーグ)が開幕してから、30打席ちょっとノーヒットが続いて……。最初の5打席くらいまでは焦りもあったのですが、20打席くらい無安打が続くと、逆に開き直ったというか。周りの選手やコーチらにも、「やまない雨はないよ」と声を掛けられていて、本心は切り替えられてはいませんでしたが、切り替えてやっていくしかなかったんですよね。なので、初安打はどん詰まりの同点の内野安打で、全然きれいなヒットじゃなかったんですけど、1本出てくれて良かったな、と。
──東京五輪期間のペナントレース中断中に行われた、7月27日のエキシビションマッチ・
オリックス戦(京セラドーム)では二番・三塁で先発出場しました。
赤羽 多少は緊張もしましたけど、そのせいでしっかり野球ができないっていうことはなく、自分の力は出せたと思います。楽しんでやろうじゃないですけど・・・
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