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ファームで輝く次世代ホープ 羽ばたけ! Prospect Players

DeNA・田内真翔インタビュー 高い身体能力を武器に一軍定着へ「去年は一軍に行きたいという気持ちでしたが今年はいつ呼ばれてもいいように準備する意識に変わりました」

 

昨年、おかやま山陽高からドラフト5位で入団すると高い身体能力と野球センスの良さでその名はすぐに広まった。シーズン最終盤に一軍に昇格するとプロ初安打もマーク。今年に入るとキャンプも一軍で完走しオープン戦でも結果を残した。開幕一軍とはならなかったが、守備に磨きをかけて一軍定着を狙う。
取材・構成=早川大介 写真=BBM

DeNA田内真翔[内野手/2年目/19歳]


 オープン戦は10試合に出場しチームトップの打率.435と開幕一軍へ猛アピール。それはかなわなかったが、大きな爪あとを残し、首脳陣にも大きく刻まれたはずだ。課題の守備を磨き、一軍定着を目指していく。

──まず、昨年の自身の成績を振り返ってみていかがでしたか。

田内 打撃ではファームで80試合に出場して打率.253。守備では主に出場したショートでは50試合で19失策、守備率.893でした。打撃も全然ダメでしたが、特に守備の粗が目立ってしまった1年だったと感じています。バッティングもしっかりしないといけないのですが、このオフは守備を一番に置いて取り組んできました。

──守備の課題というのは判断なのか、技術なのか。

田内 判断ではなく、基礎的な技術面です。アウトを取ることができませんでした。まずは捕ること、そして投げること。本当に基本の部分なので、何回も繰り返してやるしかないです。

──そうした課題を持って、ドバイのウインター・リーグに参加されました。

田内 ドバイでは野球をやったこと以上に、川崎宗則さんや中島宏之さんといったすごい選手たちと一緒に野球ができたことが一番大きな収穫でした。もちろんコーチに教わることも重要ですが、ドバイでは一緒にプレーしながら教えてもらえる環境でした。どういうプレーをしているのか、どういう打席の作り方をしているのかなど、いろいろなことを間近で見て学べたので、すごくいい経験になりました。守備では川崎さんにしっかり教えてもらい、一緒にプレーもしましたが、やはり基礎がしっかりできているからこそ、その上でいろいろなプレーができるのだと感じました。ジャンピングスローなど派手なプレーをするためには、まずは基礎をしっかり身につけなければならないと実感しました。

──その中で、ウインター・リーグで最優秀守備賞を獲得しましたが、現地で変わってきた感覚はあったのでしょうか。

田内 そうですね。ただ正直なところ、ノープレッシャーというわけではないですが、日本でやるよりもそこまで緊張せずにプレーできていたので。そういう部分もありますが、教えてもらったことを少しは出せたと思います。

──打撃の面ではいかがでしたか。

田内 いや、もう全然打てなかったです。特に速い真っすぐと変化球に対応することが課題です。真っすぐは150キロくらいであれば勝負できないことはなかったのですが、155キロくらいになると対応できませんでした。変化球にもついていけず、空振りやミスショットも多かった。このオフは、どれだけ自分が一番、打ちやすい打ち方ができるかを求めて取り組んでいました。僕は合わないときはとことん合わないですが、一度合えばとことん合うタイプなので、それを見つけることをずっとやっていました。実際、打席ではタイミングとポイントが重要ですが、それは実戦で身につけるしかない。正解もゴールもないので、日々やるだけです。

──日本に戻ってきて、自主トレ、キャンプを過ごし、ドバイからのいい流れは感じられましたか。

田内 そうですね。ただ、ドバイはドバイ、自主トレは自主トレ、キャンプはキャンプという感じで、同じ流れというわけではないのかなと感じました。でも、ドバイで教えていただいたことは頭と体に身についている。それを踏まえた上で、自主トレやキャンプで新しい知識が入ってくるので、それをどうつなげるか。そして自分が一番やりやすく、確実な方法を探しながら練習していました。

常に準備を


──キャンプは一軍で完走しましたが、手応えはあったのでしょうか。

田内 手応えは全然なくて・・・

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