いよいよオリンピックが始まりました。皆さんもテレビにくぎ付けではないでしょうか。と同時に夏の甲子園も始まりましたねえ。この時期にあの熱い一戦を見ると、高校時代のことを思い出します、あの暑い夏のことを──。僕は茨城県の水戸商高の出身です。母校は何度か甲子園に出場しましたが、僕がいた3年間は甲子園の土は踏めませんでした。
水戸商高1年生のときは、当時はどの強豪校でもあったとは思いますが、練習後に、さらに厳しい練習を先輩たちに課せられました。いわゆる「指導」ですね。これがきつくて同級生は30~40人入部したのですが、最後まで残ったのは11人だったんです。そして1年生の秋くらいですが、僕も一度退部しています。その話を少ししますね。
1年のとき、母親がグラウンドをたまにのぞきにくることがありました。当時は茶髪だったのでかなり、目立っていました。ある日の昼休みにグラウンド整備をしていると2年の先輩が「お前のかあちゃん気持ち悪いから、こさせるな」と言ってきたんです。
自分の母親を「気持ち悪い」と言われた僕は、カチーンと頭にきて先輩に突っかかりました。これで先輩たちが放課後、僕だけを部室に呼びつけました・・・
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