先日、水戸商高の大先輩である
豊田泰光さんのお通夜、葬儀が行われました。あらためてご冥福をお祈りします。先週号でも触れましたが、プロへの道を作ってくれたのは豊田さんです。中学3年生のとき、僕は豊田さんと水戸商高の同級生で、その後
巨人などでプレーされた加倉井(実)さんの自宅で半年間、野球漬けの下宿をしました。その流れで水戸商高に入学したんです。
高校時代は金属バットが主流だったのですが、僕は木のバットで打っていました。たぶん僕のことを加倉井さんが話したのだと思いますが、いつからか、豊田さんからプロ選手が使っていた木のバットが送られてくるようになったんです。いつも巨人の河埜(和正)さんのバットだったんですが「おい!プロの選手が使ったバットだ!」とチームメートととてつもなく興奮したのを覚えています。

豊田さんには、高校時代からバットを提供してくださったり、自宅に招いてもらったりといろいろとかわいがってもらいました/写真=BBM
そういうこともありつつ、2年生の冬、僕は39度の熱がありながらも、硬くなったグラウンドをならすため、キャプテンとしてみんなを仕切り、整備をしていました。そのとき監督が突然・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン