
新人は何かと野球以外の仕事が待っています。キャンプ中は特に多かったですかね。私と田邊[写真左]しか高卒新人がいなかったので、もうそりゃあ大変でした/写真=BBM
実は私、合同自主トレを経験したのは、プロ1年目だけだったんです。2年目からは選手会とNPBの合意で、1月31日までは完全オフという流れに。そう、今の状況に近い状態になりました。従って、厳しい合同自主トレは1回だけ。だから余計に覚えていたんですよね。
さて話はキャンプに移りますが、1年目のキャンプ地は高知・春野町でした。宿舎は高知市内・桂浜のすぐ近くの冨久美味(ふくみみ)という旅館でした。このとき7、8人部屋。新人は、朝起きて、まず先輩たちを起こさないといけません。「目覚ましを使って起きるな」という、誰が決めたか分からないルールがあったんです。きつい練習をした後、誰が目覚ましなしで起きれますか?って言いたかったですよ。だから新人の中で起きる自信のない選手は座って寝ていました(苦笑)。
当時は、田邊(
田辺徳雄前
西武監督)と2人しか高卒新人がいないので、手分けして・・・
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