楽天の監督を辞めたときに「もう現場には戻らない」と誓っていました。監督やコーチの仕事というのは激務です。やり切ったという感覚がありました。それは今でもそうなんです。コラムの担当者から「もうやらないと言っていましたよね。でも原監督からの依頼だからOKしたんですよね」と聞かれました。

　そのとおりなんです。もし現場に戻るとしたら、この人とやってみたい、というのがないとやり切ることはできないと思っていましたし、今でもその心は変わりません。今回はその方から直接オファーをいただいたのです。あの名将・原辰徳監督から直にショートメールでのコーチ依頼。手が震えましたし、実際に「受けさせていただきます」の電話を原監督にするとき・・・