
球界を代表する四番打者に成長するだけのポテンシャルはある
課題はトップの浅さ
非常に楽しみな若手選手が出てきました。
ヤクルトの
村上宗隆選手です。まだまだ三振も多く、粗っぽさが目立ちますが、身長188センチと大きな体から4月23日現在で5本塁打、二塁打も6本。数字もそうですが、高卒2年目の19歳で、あれだけバットを振れること自体が素晴らしいと思います。
これはあえて言えばの課題ですが、少しだけで気になったのは、ボールを迎える姿勢です。トップが少し浅い気がします。これは左バッターの村上選手がステップした右足が地面に着いたとき、グリップが理想より少し投手に近くなっており、踏み出した足とバットのグリップ部分までの距離がしっかり取れていないということです。
トップに入ったときの姿勢は、弓を引く動作に似ていて、大きく引き絞ったほうがスピードが出て、遠くまで矢が飛びます。ここの距離が遠くなればなるほど、ボールをとらえるまでの距離が生まれ、上半身と下半身に適度なねじれが自然に作れますので、ボールに強い力を加えることができます。これは「割れ」とも言われるもので、いいバッター、特に長距離打者が共通して持っている技術です。
さらに言えば、変化球に泳がされたとき・・・
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