遊撃守備に定評のある源田。開幕からどのような活躍を見せてくれるか
3月26日、オープン戦最後の
DeNA戦(メットライフ)終了後、「開幕は源田」と
西武・
辻発彦監督が言い切った。安定感のある守備に、打撃もオープン戦11試合に出場して30打数9安打で打率.300をマーク。十分に合格点を出せる数字をマークした新人遊撃手。31日の
日本ハム戦(札幌ドーム)、
源田壮亮の名前がスターティングラインアップに連ねれば、西武の新人遊撃手では1981年の
石毛宏典以来となる。
さて、偉大なる大先輩は36年前、どのような結果を残したか。4月4日の
ロッテ戦(川崎)、「一番・遊撃」で出場した石毛は1回表のプロ初打席、
村田兆治からいきなり中前打を放って、すかさず盗塁も決めた。続く3回表の第2打席も右前打して、またしても二盗。さらに5回表の第3打席には右翼席へプロ初本塁打もかっ飛ばした。
5打数3安打の上々デビュー。社会人出身の24歳らしく、例えば初打席の初球、あっさりと見逃して「どのくらいのスピードか、体で確かめてみたんです」という余裕もあった。石毛は翌日の同カードでも本塁打。最終的には打率.311、21本塁打、55打点、25盗塁で文句なしの新人王に輝いた。
源田も現在、24歳。ド派手なデビューを飾ってくれるか。
写真=桜井ひとし