2015年4月15日の阪神戦でサヨナラ勝ちして喜ぶ森繁和ヘッドコーチ(左は平田)
プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は4月15日だ。
2017年4月13日、神宮での
ヤクルト戦で代打・
鵜久森淳志にサヨナラ打を浴び、2対3で敗れた
中日。鵜久森は2日の
DeNA戦(神宮)でも代打満塁サヨナラ本塁打を放っており、4月は2本目の代打サヨナラ打となる。
中日にすれば、リリーフから転向し、プロ4年目で初先発の
又吉克樹が8回2失点と好投していただけに痛い敗戦だった。これで中日は2勝7敗2分。ぶっちぎりの最下位だ。
ナインから祝福の水を浴びる鵜久森の姿を見て、中日・森繁和監督の脳裏に、もしかしたら2年前の試合が思い浮かんでいたかもしれない。
2015年4月15日の阪神戦(ナゴヤドーム)だ。投手戦となり、1対1で9回裏に突入。中日は二死二塁のチャンスをつくると、
平田良介がライトの頭を越える二塁打を放ち、2対1でサヨナラ勝ち。12日のDeNA戦でルナ、14日の阪神戦(いずれもナゴヤドーム)でナニータがサヨナラ打を放っており、これで球団新の3試合連続サヨナラ勝ちだ。森監督はこの年、ヘッドコーチだった。
このときは平田が水をかぶり、森ヘッドはベンチの前でハイタッチ。平田は2年後のこの試合でも2打数2安打、2回にはソロ本塁打を放っていた。最後の打者は二番の
亀澤恭平。なんとか五番の平田まで回したかったところだ。
ただ、15年は最終的には5位。対して、いまのところ最後のリーグ優勝となる11年は最初の8試合で2勝6敗1分と、今年のように大きく出遅れての逆転優勝だった。
夢よ、もう一度といくか……。
写真=BBM