
上腕部は40センチ。圧巻のパワーで打ちまくったソレイタ
プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は4月20日だ。
現在、パの最下位となっている前年日本一の
日本ハム。まさかの低迷の最大の要因は、
大谷翔平、
中田翔が抜けた打線の得点力不足だ。
こんなときオールドファンなら「あの男がいてくれたら……」と思うのではないだろうか。“サモアの怪人”と言われたソレイタだ。
1980年、日本ハムに入団し、2年目の81年、本塁打王、打点王の2冠でリーグ優勝に貢献。在籍4年で155本塁打を放った大砲だ。
1年目は打率.239、121三振と安定感がなかったが、45本塁打とそのパワーは圧巻。光るのは2度の4打数連続本塁打だ。その1回目が4月20日南海(現
ソフトバンク)とのダブルヘッダー第2試合(大阪)で、1死球を挟む史上3人目の4打数連続本塁打、打点10と大爆発した。
「いまは打つのが楽しくて仕方がないよ」と声を弾ませたソレイタ。さらに、その年の9月4日近鉄戦(日生)の9回にホームランを放つと、翌5日、
西武戦(西武)では3打席連弾で2度目の4打数連続本塁打をマーク。なお、うち2本を許した西武先発が、現
中日監督・
森繁和投手だった。
ソレイタは退団後、故郷サモアに戻ったが、90年2月10日、土地取引のトラブルに巻き込まれ、射殺された。いかつい顔だが、家族思いでマジメな人だったという。
写真=BBM