
「昔の中尾明慶の笑った顔」に似ていると言われるそうだが、どうでしょうか
「ちょっと硬いなあ!」
インタビューの撮影時、緊張をほぐすように明るく語りかけるカメラマン。それに応えて笑顔を浮かべる
楽天のドラフト5位ルーキー・
森原康平選手。しかし、その笑顔も少しだけ引きつっていました……。
週刊ベースボール5月29日号(5月17日発売※一部地域を除く)で、森原選手をインタビューしました。マウンド上でのりりしい顔つきとは真逆で、戸惑いながらも言葉をつないでいく姿勢に好感を覚えます。受け答えはまさに、初々しい新人のそれでした。
広島県出身で、山陽高、近大工学部まで地元一筋で、新日鐵住金広畑で初めて県外へ出たそうです。祖父の影響もあり、小さいころからカープファンだったそう。その祖父との感動的なエピソードは誌面に譲りますが、祖父と同じく、森原自身もカープとの対戦を楽しみにしているそうです。
ここで、セットアッパーという未知なる職場で日々勉強中だという森原選手の素顔を、ちょっとだけ紹介していこうと思います。
誕生日はクリスマスの翌日、12月26日。今年で26歳になるオールドルーキーです。足のサイズは28.5センチと、体の割にはやや小さい? 趣味は買い物と音楽鑑賞で、洋楽が好きだそうです。しかし、入場曲は浜崎あゆみの『Boys & Girls』。あれれ……? そうだ、入寮時に浜崎あゆみの大ファンであることを公言し、話題になっていました。
似ていると言われる芸能人は「昔の中尾明慶の笑った顔」と、細かいですね。理想の女性像はなく、焼き鳥が好きで、好きな言葉は「覚悟」。そんな森原選手の人柄がにじみ出ているインタビュー、ぜひご一読を。
文=富田庸 写真=大賀章好