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【2017交流戦/DeNA】チーム一丸で浮上のきっかっけに!筒香嘉智のバットが勢いに乗せる

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四番が打てばチームは勝ち、沈黙すれば負ける。良くも悪くもDeNAは筒香のチームだ


 一昨年は3勝14敗1分けで史上最低の勝率(.176)に沈み、昨年も7勝11敗と負け越し、浮上のきっかけにすることができなかった。今シーズンは、交流戦をAクラス進出、優勝争いへの足がかりとしたいところだ。開幕カードとなる日本ハムには、過去2年で6連敗と分が悪いが、何とか白星を重ね、序盤から波に乗っていきたい。

 DH制が採用されるビジターでの試合では、これまで二塁に入れ替わりで入っていた田中浩康石川雄洋のどちらかを指名打者に起用、七番と八番に置き、九番にはペナントと同様に倉本寿彦という流れで下位打線からチャンスメークしていきたい。代打の切り札・下園辰哉を先発で出場させても面白いだろう。また、四番・筒香嘉智を指名打者で起用し、荒波翔を左翼で先発させるオプションも考えられる。

 打線のキーマンは何といっても筒香だ。徐々に本来の打撃を取り戻しつつあるが、全開まであと一歩というところだろう。主砲のバットが本塁打を量産すれば、チームの勢いは加速する。

 投手陣では、左ヒジの違和感で登録を抹消されている石田健大がブルペンでの投球を再開。ファームでの実戦にも登板しており、交流戦中の一軍復帰も期待できる。

 開幕から勝ち星に恵まれない今永昇太井納翔一の実績ある2投手が先発の軸となるが、パ・リーグの打者と初対戦になる、濵口遥大、ウィーランドがハマる可能性はある。先発ローテ当落線上にいるクライン、熊原健人は結果を残さないと後がない。二軍には久保康友水野滉也三嶋一輝が先発候補として控えている。

 リリーフでは、中継ぎに回っていた山﨑康晃が5月末にクローザーに返り咲き、安定した投球を見せている。中継ぎでは防御率1点台の砂田毅樹、一時は抑えを務めたパットンが勝ちパターン。三上朋也田中健二朗が不安定なのが気になるが、交流戦を前に一つの形は出来上がっている。

 毎年パ・リーグの強さが際立ち、セ・リーグの球団が苦戦する傾向にある交流戦で、一つでも多くの勝利をものにし、ペナント上位の阪神広島巨人に食らいついていきたい。
写真=BBM

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