
バックネット裏スタンド最上段にある横浜スタジアムの記者席
写真は横浜スタジアムの記者席からの景色です(去年撮影)。
以前はバックネット裏に位置していましたが、現在はスタンド最上段にあり、このようにグラウンド全体が見下ろすことができます。かなりの傾斜を上っていくため記者席にたどりついたときには息が切れてしまうのが難点ですが、スコアボードの向こうにはランドマークタワーなど「みなとみらい」の建物が望まれ、なかなかの眺めです。
球団担当の私はここで試合を観戦し、原稿を書くわけです。ベイスターズの場合、練習前にインタビューを行うことがほとんどなので、午前中の早い時間にタジアムに行く機会が案外多いです。誰もいないスタジアムでは、普段見ることができない選手の姿が見られたりするものです。
ノックアウトされた翌日、
今永昇太投手が土砂降りの雨の中を黙々と走っていたり、去年引退した“番長”も汗びっしょりになり、観客席の傾斜を使いランニングをしていました。
そして、ほぼ毎日一番乗りでグラウンドに現れるのが、
光山英和バッテリーコーチと
戸柱恭孝選手、
高城俊人選手ら捕手軍団です。特に戸柱選手はプロ1年目の昨シーズン、キャッチャーフライを落球するなどアマチュア時代では考えられなかったというミスを連発。それ以来、ミスをしてしまった日も、うまくいった日も、変わることなく、ストップ、二塁送球、キャッチャーフライなど基礎練習を繰り返し続けています。
そんな2年目捕手の骨太な野球人生を『週刊ベースボール』(6月14日発売 ※一部地域を除く)の「野球浪漫」で取り上げています。ぜひチェックしてみてください。
文=滝川和臣