
そのピッチングからは、この試合に懸ける覚悟が感じられた
毎週水曜日発売(一部地域を除く)の『週刊ベースボール』。毎回月曜日から日曜日までの試合で選定「週間ベストナイン」を選定しているが、ONLINE版では土曜日から金曜日まで。今回は6月10日から16日までとさせていただく。なお交流戦中はセにもDH制があるが、試合数が少ないので選出しない。
最初はセだ。投手は6月14日の
ソフトバンク戦(東京ドーム)で6回を無安打無得点8三振に封じた
巨人の
山口俊だ。今季FAで巨人入団。しかし肩痛に苦しみ、これが今季初登板。その間、チームは低迷し、入団交渉を担当した堤辰佳GMが退任したばかりでもあった。
試合はその後、
マシソンが2回、
カミネロが1回を無安打無失点。球団初のノーヒット継投で巨人での初勝利を飾った。
「すごく長かったです。勝ててホッとしています」
お立ち台で、大粒の涙を流した山口。もちろん、この1勝ですべてが解決したわけではない。それは山口自身が一番よく分かっている。
以下は他のポジションである。
[捕手]
會澤翼(
広島)
期間内/14打数 4安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.286
[一塁手]ロペス(
DeNA)
期間内/25打数 10安打 3本塁打 6打点 0盗塁 打率.400
[二塁手]
菊池涼介(広島)
期間内/22打数 5安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.227
[遊撃手]
坂本勇人(巨人)
期間内/16打数 8安打 2本塁打 6打点 0盗塁 打率.500
[三塁手]
ゲレーロ(
中日)
期間内/24打数 10安打 3本塁打 7打点 0盗塁 打率.417
[右翼手]
長野久義(巨人)
期間内/22打数 10安打 0本塁打 1打点 2盗塁 打率.455
[中堅手]
丸佳浩(広島)
期間内/25打数 9安打 3本塁打 8打点 0盗塁 打率.360
[左翼手]
高山俊(
阪神)
期間内/23打数 7安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.304
写真=榎本郁也