
会見での高橋。左は長嶋監督
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は12月18日だ。
1997年12月18日、現
巨人監督・
高橋由伸が初めて巨人のユニフォームに袖を通した。慶大で通算23本塁打をマークしたスーパースター。大争奪戦の末、逆指名でのドラフト1位入団だった。
「これまでの大学の実績は忘れて、プロの中で自分のセールスポイントを見つけていきたいと思います。そして多くの人にあこがれられる選手になりたいです」
と高橋。さすがに緊張もあったのか、前夜はなかなか寝付けず、明け方にようやく眠りに入ったという。
同席した
長嶋茂雄監督は「21世紀のヒーローになるには、やはり三番でしょう。松井(秀喜)とのコンビにはファンもよだれが出るんじゃないですか」と将来の三番・高橋、四番・松井に期待を寄せた。同期入団は2位が
川中基嗣、4位には
小田幸平がいたが、高橋以外は小粒な印象があった。
同日、
中日の入団会見もあったが、こちらの逆指名1位は、東京六大学で高橋とライバルだった明大出身の投手・
川上憲伸。高橋について聞かれると「極端な話、自分さえ一軍に出られればいいんです。ライバルはチームのピッチャーのみなさん全員です」と答えていた。
両者の対決は、98年の華となる。
写真=BBM