熱戦の続くプロ野球、4月17日から4月22日の期間で出た主な記録をピックアップする。 H柳田が史上65人目のサイクルヒット
4月21日の
日本ハム戦(札幌ドーム)で、ソフトバンクの三番・
柳田悠岐が大爆発。初回ホームラン、4回単打、5回二塁打でサイクルヒットに王手。6回の打席は単打となったが、8回に三塁打を記録し、史上65人目(70度目)のサイクルヒットを記録した。5安打目の三塁打で決めたのは、セでは横浜のローズが2度記録しているが、パでは初となる。
史上初の8回から8点差を逆転勝利
4月18日の日本ハム戦(メットライフ)で
西武は8回表を終わって0対8と大量リードを許していた。しかし、ここから反撃。8回裏に7点、さらに9回裏に2点を取って9対8でサヨナラ勝ち。8点差以上の逆転勝利は史上26度目だが、過去の8点差以上の逆転勝利で、初得点のイニングが最も遅かったのは17年7月26日
ヤクルト(10点差)ほか4球団が記録した7回だった。8回以降の初得点で8点差を逆転して勝ったのは西武が史上初である。
DBの新人・東がG戦連勝
DeNAの新人・
東克樹が4月19日
巨人戦(東京ドーム)で7回1/3を零封し、4月12日の巨人戦に続き2勝目。DeNAの新人投手の開幕からの巨人戦連勝は1992年、大洋時代の
有働克也以来となる。
Lが本拠地連勝新記録
4月21日、本拠地メットライフで西武は
ロッテに9対3と快勝。18試合で貯金を両リーグ最速で10とした。メットライフでは開幕から8連勝。これは球団新記録だ。西武は翌22日も同カードに勝利し、本拠地連勝記録を9に伸ばしている。
補償選手の最速勝利
今季、西武からFA権を行使し、巨人に移籍した
野上亮磨。4月22日の
阪神戦(甲子園)では今季2勝目を挙げたが、同日、野上の人的補償で西武に移籍した
高木勇人もロッテ戦(メットライフ)に先発し、6回2失点で初勝利。FA選手と人的補償選手の移籍1年目の同日初勝利は史上初となる。また4月22日の初勝利は人的補償選手の1勝目としては、史上最速だ。
【FAの人的補償選手で移籍1年目に勝利した投手(同年勝敗)】
96
川辺忠義(巨人-日本ハム)
※5月19日(1勝3敗)
02
ユウキ(近鉄-
オリックス)
※8月16日(7勝1敗)
07
工藤公康(巨人-横浜)
※5月23日(7勝6敗)
07
吉武真太郎(ソフトバンク-巨人)
※8月25日(2勝0敗)
12
藤井秀悟(巨人-DeNA)
※5月28日(7勝7敗)
14
一岡竜司(巨人-
広島)
※4月27日(2勝0敗)
14
藤岡好明(ソフトバンク-日本ハム)
※5月17日(1勝0敗)
14
中郷大樹(ロッテ-西武)
※7月11日(1勝0敗)
17
平良拳太郎(巨人-DeNA)
※5月10日(1勝3敗)
17
金田和之(阪神-オリックス)
※8月22日(4勝1敗)
18 高木勇人(巨人-西武)
※4月22日(1勝0敗)
F中田が2年連続誕生日弾?
日本ハムの
中田翔が4月22日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で5回に6号3ラン。同日は中田の誕生日でもあったが、前年同日もイースタンながらホームランを放っており、2年連続の誕生日弾となる。
そのほかの記録
【100号本塁打】
今江年晶(
楽天)286人目
写真=高原由佳