優勝を目指して熱戦が繰り広げられているペナントレース。選手たちの懸命なプレーから生まれた決定的な“瞬間”を切り取っていこう。 4月30日 中日-DeNA(ナゴヤドーム)
今週の3枚になる。メーンカットは4月30日、6回1失点で今季初勝利を挙げた
中日・松坂大輔だ。日本球界での勝利は
西武時代の2006年9月19日以来、12年ぶり、4241日ぶりとなる。そして左上がオープン戦初登板時(写真=榎本郁也)、下が16年10月2日、
ソフトバンク時代唯一の一軍登板となった
楽天戦だ(写真=大賀章好)。
3枚を並べたのはグラブの違いに注目して。メーカーもすべて違い、ソフトンバンク時代は「18 DAISUKE」の刺繍、オープン戦時はメジャー時代の「Dice-K 99」、そしていまは名前なしで「♯99」。さらに、これはメーカー「RYU」の特徴だが、ドラゴンのマーク入りだ。
ドラゴン自体は昔から好きだったと言う。松坂本人の話を聞いたわけではないので、どのような思いから今に至ったかは分からないが、名無しの99、そして竜のマークからも松坂の覚悟が伝わる。
写真=高塩隆