
敵地ナゴヤ球場ながら3000勝の幕も
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は5月23日だ。
「記録のときにユニフォームを着られて感激だね。みんなが必死になって作り上げたもの。私はその一部分だが、できる限りのことをやらなきゃ申し訳ないですよ」と
巨人・
藤田元司監督は言った。
1990年5月23日の
中日戦(ナゴヤ)で巨人が50年の2リーグ分立後、12球団トップの3000勝を達成した。3対2の接戦でもあり「試合中は記録のことは忘れていたよ」とも語った藤田監督。勝利投手は
斎藤雅樹で7試合連続の完投勝利だった。
巨人に次ぐのはダイエー(南海)の2715勝、セ・リーグでは中日の2661勝であった(この時点)。
なお、藤田監督が選手として3000勝に貢献したのは119勝。入団から3年で73勝を挙げたが、明らかな投げ過ぎで以後は肩痛との戦いになった。
写真=BBM