11月13日、タマスタ筑後で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。 
今季は一軍で登板することができなかった
■プロフィル
名前:
成瀬善久(なるせ・よしひさ)
ポジション:投手
生年月日:1985年10月13日(33歳)
身長・体重:180センチ87キロ
投打:左投左打
経歴:横浜高-
ロッテ04(ドラフト6位)=15年
2018成績:8試合 3勝3敗0S 奪三振30 防御率2.94(イースタン)
FAによりロッテから
ヤクルトへ移籍したのは2014年オフのこと。それから4シーズン後のオフに戦力外通告を受けるとは、誰が予想しただろうか。
ロッテ時代には07年に16勝1敗、勝率.941、防御率1.81の好成績を収め、パ・リーグの最優秀投手に輝いた。09年から4年連続2ケタ勝利をマークし、エースとして活躍していた。
しかし、ヤクルト移籍後は一転して苦しんだ。15年は先発として14試合に登板するも3勝8敗と大きく負け越してしまう。チームはリーグ優勝を遂げたが、悔しさの残るシーズンとなった。16年以降も成績は伸びず、18年はついに一軍登板ゼロ。4シーズンで6勝は寂しい限りだ。
10月2日に球団から戦力外通告を受けたが、「やっぱりまだやり切った感じがない。もうちょっともがく」と現役続行を希望。プロ15年で96勝77敗、防御率3.38。あと「4」と迫った通算100勝を簡単にあきらめるわけにはいかない。
写真=BBM