
エースナンバーである背番号18を背負った杉内の姿を見て、原監督[左]も「似合うね」と満面の笑みを浮かべた
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2011年12月23日だ。
ソフトバンクからFA宣言をした
杉内俊哉が
巨人への移籍を決断し、この日、東京・帝国ホテルで入団会見を行った。
「この背番号(18)が意味するものを感じている。この背番号を(ほかの選手に)渡すときは、もっと重くして渡したい」
背番号「18」は、
藤田元司、
堀内恒夫、
桑田真澄といった巨人史上に残る投手たちが背負ってきたものだ。それを「もっと重くしたい」と言うのだから、これは大変な決意だ。杉内はプロで10年プレーして、自分を根底から変革する作業に挑みたかったのかもしれない。
4年契約で総額20億円のビッグな契約。「何年も経って自分の引き出しは増えた」と杉内。原監督も「開幕投手の可能性はある」と期待した。
写真=BBM