
12月25日のクリスマスに札幌で入団発表を行った大谷[右は栗山監督]
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2012年12月25日だ。
未踏の道を歩む決断を下した。メジャーか、日本かで悩み、揺れ動いた葛藤を断ち切り、ドラフト1位指名された
日本ハムで投打の二刀流に挑む野球人生を選んだ。この日、
大谷翔平が雪景色の札幌で日本ハム入団発表を行った。
札幌ドームではマウンドとバッターボックスにも立ち、
栗山英樹監督と“模擬対決”も行い、よどみなく高みを目指すことを表明した。
「(投手と打者)どちらでも頑張っていきたい。チーム内のレベルも高いですけど、やるからには一流のところを目指して頑張りたい」
ただの投手兼打者でなく、プロでもトップレベルの「2人」の大谷翔平になる――。一部の有識者からは成功に疑問符もついているが、野望をかなえるために並々ならぬ決意も抱く。
これまでの既成概念を覆すスーパープレーヤーが球界に誕生するか。北の背番号11に全野球ファンからの熱い視線が注がれた。
写真=BBM