激しい競争がチーム力をアップさせる。キャンプで注目されるレギュラー争い。各球団の、その現状を追う。 千葉ロッテマリーンズ

まずは正三塁手の座を狙うチームリーダーの鈴木
レアードの電撃加入でさらにホットになっているのが三塁を巡る争いだ。昨季、三塁コンバートで攻守とも精細を欠いた
鈴木大地に、2年目の
安田尚憲が挑む形だったが、そこに4年間で131本塁打の大砲が乗り込んできた。安田、レアードが弾き出されれば
井上晴哉の一塁、
バルガスのDHへターゲットを移すはずで、レアードには左翼挑戦プランもある。
鈴木はかつての定位置である遊撃、二塁も視野に入れるだろう。選手会長となったチームリーダーの鈴木、未来の四番を期待される安田、実績十分の助っ人によるハイレベルなポジション争いは、チーム全体に影響を及ぼしていく。
写真=高塩隆