受け継がれる若獅子の想い
2019シーズンから新たに
武隈祥太、
森友哉、外崎修汰の3選手がさまざまな形で社会貢献活動に取り組むと西武が発表した。
西武の選手は1981年から83年に在籍していた
テリー・ウィットフィールド氏の子どもたちへの試合招待、90年から04年に在籍していた
潮崎哲也(現球団本部チーム統括部編成グループディレクター)の所沢市に在住する知的障害児や肢体不自由児とそのご家族への年間席寄付、14年には
栗山巧選手が長年の社会貢献活動を評価され球団史上初の『ゴールデンスピリット賞』を受賞するなど、球団発足当初から現在まで、プロスポーツ選手として自身ができることを考え、さまざまな社会貢献活動を行ってきた。
歴代受け継がれる選手の社会貢献活動への意思。第一線で活躍する3選手は、プロ野球選手が社会に与える影響力の大きさを理解し、熱い想いを胸に野球を通じて社会貢献活動に取り組む。
3選手の活動内容は以下のとおりだ。
武隈祥太「難病の子どもとそのご家族を支援」

西武・武隈祥太
難病を患う子どもとそのご家族をライオンズ主催試合にご招待(年間60名ほどを予定)。本活動は「公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を」のご協力のもと実施し、2019シーズン公式戦において自身が「登板した試合数」ごとに1万円、「ホールド数」ごとに1万円、さらに自身が「登板した試合においてチームが勝利した場合」には2万円を寄付する。
2019シーズン中に埼玉県内の病院、シーズンオフには、東京都内の病院に
巨人の
炭谷銀仁朗選手とともに慰問活動を実施する予定。
◎武隈祥太コメント
「先輩である炭谷銀仁朗選手とともに以前から病院の慰問活動を行っていましたが、今年からは先輩の意思を継ぎ、難病と向き合っている子どもたちとその子どもたちを支えるご家族の力になれればと思い、実施することを決意しました。僕の支援活動の一つにはファンの皆さんも参加いただけるものがあります。僕はマウンドで活躍することで支援の輪を広げていけるよう、今シーズンはしっかり抑え抜きます」
森友哉「所沢市の知的障害児や肢体不自由児を招待」

西武・森友哉
「所沢市手をつなぐ親の会」へメットライフドームの年間予約席(4席×72試合)を栗山巧選手とともに寄付する。
◎森友哉
「ライオンズの歴代の先輩方が行ってきた活動のバトンを今年から僕も受け取ります。活動をともに行う先輩(栗山)の姿を見ながら、僕自身も成長しきたいです。『僕の姿やプレーで元気を与えるんだ!』という想いを持って攻守で活躍できるように1年間プレーします」
外崎修汰「こども食堂をはじめとしたこどもたちの居場所づくりを支援」
2019シーズン公式戦において自身が「盗塁を決める」ごとに1万円を寄付する。
◎外崎修汰コメント
「僕が小さいころは、家族で一緒にご飯を食べることや、友だちと遊ぶ場所があることが当たり前でした。それが今はその願いが叶わない子どもたちがたくさん増えていることや、そういった子どもたちのために居場所づくりをしている方々がいることを知りました。僕はプロのアスリートとして、子どもたちの明るい笑顔を増やせるように、僕自身の活躍を通して子どもたちの居場所づくりをサポートしていきます」
写真=埼玉西武ライオンズ提供