日本プロ野球で活躍した歴代外国人選手の最強ベストナインを独断と偏見で考えてみた。新時代「令和」が始まったタイミングなので、「昭和編」「平成編」と2つに分ける。今回は「平成編」をお届けしよう。 どこからでも点が取れる? 大砲だらけの超重量打線
【歴代外国人最強ベストナイン 平成編】
一番・中堅 T.ローズ(近鉄ほか)
二番・左翼
ラミレス(
ヤクルトほか)
三番・DH ブライアント(近鉄ほか)
四番・一塁
カブレラ(
西武ほか)
五番・二塁
R.ローズ(横浜ほか)
六番・右翼
バレンティン(ヤクルト)
七番・三塁
オマリー(
阪神ほか)
八番・捕手 ディアズ(
ロッテ)
九番・遊撃 シーツ(
広島ほか)
投手
メッセンジャー(阪神)
投手は昭和とまたがる
郭泰源(西武)、
郭源治(
中日)と迷ったが現役のメッセンジャーでいいだろう。捕手は90年15試合、91年6試合にマスクをかぶり、91年には捕手登録だったディアズに務めてもらう。
一塁は
ペタジーニ(ヤクルトほか)もいいがカブレラ。セ・リーグでは一塁、パ・リーグではDHが「舶来大砲」の集まりやすいポジションではあるが、カブレラは指名打者を嫌い、守備に就くことで打席へのリズムを作っていったという。
二塁は言うまでもなくロバート・ローズ。平成の外国人どころか、NPBオールタイムベストナインでも二塁手部門の有力候補だろう。
三塁は92年MVPのハウエル(ヤクルトほか)も捨てがたいが、オマリーを押したい。95年にヤクルトでMVPを取ったときは一塁手だったが、阪神に入団した当初は三塁手だった。
遊撃はシーツ。来日1年目の03年は広島でショートのみ136試合、翌04年も同様に134試合を守った名手だが、阪神に移籍した途端に一塁手になってしまった。01年近鉄の優勝メンバーだったギルバートも遊撃守備はうまかった。
外野は
タフィ・ローズ(外国人最多本塁打)、ラミレス(外国人最多安打)、バレンティン(シーズン最多本塁打)と大記録保持者で固まった。守備面が不安だが、
アレックス・オチョア(中日ほか)あたりに守備固めで入ってもらおう。
指名打者はブライアントと
デストラーデで迷ったが、日本での息の長さでブライアントを選出。結果的に大砲ぞろいの超重量打線となった。
写真=BBM