
10打者連続安打の最初と最後のヒットをはなった南
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2010年6月7日だ。
この日、行われた
ヤクルト対
ロッテ戦(神宮)でロッテ打線が爆発した。1対2とロッテがビハインドで迎えた7回だ。一死一塁から四球や犠打も挟まず10連打。これはプロ野球史上初の快挙だった。
皮切りは
南竜介の左前打。次打者の代打・
青野毅が3年ぶりの安打となる中前打で続き、満塁から
西岡剛の左前打で逆転。さらにヒットは続く。
今江敏晃の中前打、
井口資仁の三塁内野安打から
金泰均の満塁弾。
サブローは左翼席へソロを放ち、ムニスは右中間へ二塁打の後、
里崎智也が右中間へ2ランを叩き込む。そして、南がこの回2本目のヒットで10打者連続安打となった。
この回10得点で14対2と大勝したロッテ。南は「新記録かどうかは終わってから知ったけど、良かった」と語り、11人目に三ゴロで連打を止めた
岡田幸文は「記録は知りませんでした……。すいません」と逆転勝利にもバツが悪そうだった。
ちなみに同日、
オリックスも
広島戦(福山)の6回に10打者連続安打をマーク。新記録が2球場で誕生した。
写真=BBM