甲子園出場を懸けた真夏の一発勝負。首都・東京で繰り広げられる夢舞台を目指す戦いは、7月6日の東西合同開会式から、東は27日、西は28日に予定されている神宮での決勝へ向け、各地で手に汗握る熱戦が繰り広げられていく。夢の切符を手にできるのは、各地区1校のみ。ここでは西東京大会の展望をお届けする。 
今春、優勝を果たした東海大菅生
シード校は9校。昨秋の東京大会準優勝で、今春は優勝を遂げた東海大菅生が頭一つリードする。左腕・
中村晃太朗と正捕手・
小山翔暉はともにU18代表候補の実力者。センバツに出場した国士館も伝統の粘り、打力も向上しており春夏連続出場を目指す。
昨夏の甲子園4強・日大三はプロ注目右腕・
井上広輝と
廣澤優の2本柱がおり、伝統の強打も夏へ標準を合わせてくる。4年ぶりの出場を目指す早実もエース・
伊藤大征に、1年夏から経験豊富な主将の生沼弥真人と投打に中心選手がいるのは心強い。
このほかシード校では国学院久我山、桜美林のまとまりが良い。ノーシードの私学では創価、八王子、世田谷学園が不気味な存在。都立勢ではシード校の片倉のHか、日野も注目だ。
写真=BBM