
正遊撃手争いで存在感を発揮中
オープン戦で貴重な新戦力として台頭したのが
楽天のドラフト1位・
小深田大翔だ。同打率.227と苦しんだ面もあるが、チームトップの49打席を経験し、プロの球を体感した。
オープン戦初戦となった2月22日の
DeNA戦(宜野湾)では、球団初となる初戦3安打をマーク。また3月13日の
巨人戦(東京ドーム)では同点に追いつく「プロ1号」。「こすりましたが、ギリギリ入ってよかった」と笑顔を見せた。
スピードと小技を兼備する一、二番タイプだが、時にはこのようなパンチ力も発揮する。コンディション不良で二軍調整中の正遊撃手・
茂木栄五郎も「脅威に感じている」と認める社会人出身のルーキー。オープン戦では一番起用もテストした
三木肇監督は「出塁もして非常に良かった」と評価した。
開幕延期となり、さらなる準備期間を得た背番号0。今後のチーム状況次第だが、開幕スタメンに名を連ねることも十分にありそうだ。
写真=BBM