
お立ち台でバナナグッズとともに
7月19日の
西武戦(
楽天生命パーク)終了後、お立ち台に立つ
内田靖人選手の手には巨大なバナナが! 気になった方も多かったことでしょう。
これは内田選手のオリジナルグッズ『内田印のバナナクッション(クリムゾン)』で、昨年5月から登場。内田選手が本拠地でホームランを打った際に贈呈されることが決まりました。内田選手に渡されるバナナにはクリムゾンレッドのステッカーが付いていますが、こちらは非売品とのこと。グリーンのステッカーが付いたレプリカ版(税込3000円)は昨年、ファンクラブ会員限定で販売されました。お持ちの方は相当なマニアでしょう。
そんな内田選手の姿を見て、数年前、沖縄・金武キャンプで行った彼のインタビューでのエピソードを思い出しました。取材終わりに写真撮影をお願いしたところ、同席した球団広報が「内田選手、バナナは……?」と割って入りました。すると内田選手は間髪入れずに「誰がゴリラやねん!」のツッコミ。「これか!(笑)」と取材記者は思わずヒザを打ったものです。
これは内田選手お決まりのやりとりで、元チームメートで、現在は西武の二軍監督を務める
松井稼頭央がきっかけと言われています。当時の松井稼選手による「バナナ、食う?」のフリに、内田選手が同フレーズで応えるというもの。ほかにも同期入団の
松井裕樹選手が「一番好きなおにぎりの具はバナナですか?」と尋ねるなど、さまざまなパターンがあるようです。
ちなみにそのバナナクッションですが、昨季は一軍出場わずか2試合でホームランはゼロ。登場機会はありませんでした。今季初本塁打は7月11日、PayPayドームでの
ソフトバンク戦。そして19日、今季の本拠地初アーチとなる決勝満塁弾で、晴れてお目見えしました。主砲・
浅村栄斗選手の教えを受けて成長を続ける、生え抜きの和製大砲候補。手元に巨大バナナが増えることで、「ゴリラキャラ」人気も定着していきそうです。
写真=BBM