
今季は初球からでも積極的にバットを振っている大山。今日からの巨人戦では、やはり四番のできがカギを握る
8月17日現在、11本塁打でセ・リーグ3位の
阪神・
大山悠輔。今季は初球からでも打ちにいく積極的なバッティングが目立つ。データでもそれが顕著に表れており、ノーストライクから5本塁打を放っている。二塁打合計6本のうち3本もノーストライクからと果敢に振っていっていき、結果を残している。
ファーストストライク後からでも3本塁打。ツーストライクと追い込まれてからも3本塁打は放っているが、やはりノーストライク後のボールをしっかりと仕留める確率が高くなっていることが分かる。
さて、8月18日からは東京ドームで巨人対阪神の伝統の一戦が行われる。阪神はここまで2勝5敗と負け越している。しかも東京ドームでの伝統の一戦は、開幕3連戦3連敗を喫しており、それ以来の3連戦だ。前回の大山は、第2戦に五番打者として先発出場したのみだった。今回は四番打者として敵地に乗り込む。
ただ、今季の大山は対巨人戦では打率.238、0本塁打と打っていない。さらに打点もセ・リーグ5球団の中で巨人に対してだけ唯一の「0」なのだ。この3連戦で首位・巨人を叩き借金を完済し、貯金を作りたいところ。それにはやはり四番が、しっかりと四番らしい仕事をしてこそで、チームが勢いに乗るにも大山の一発が欲しい。
大山がノーストライクなどの早いカウントでどういう打撃をしてくるのか、そこに注目をしながら、この伝統の一戦を見るのも楽しみの一つだろう。
写真=BBM