ピッチャーとしての考え方

5月18日の広島戦で本拠地初のお立ち台に上がった山崎
初めての本拠地お立ち台で笑顔がはじけた。5月18日の広島戦(東京ドーム)、
巨人先発の
山崎伊織は6回に右足がつって降板したが5回2/3を7安打1失点5奪三振で今季2勝目をマーク。東京ドームでは3月26日の
中日戦、4月2日の
阪神戦と2度先発していたが勝利を得られなかっただけに、うれしい本拠地での初白星だった。
「先発して3回目でしたけど、なかなか勝ち切れない中で東京ドーム初勝利はとてもうれしいです。桑田(真澄)コーチから投げる以外のところも自分を救うプレーなのでと言われてきたので、ここまでしっかりとできているのかなと思います」
この日は打撃でも勝利に貢献した。3回に中前打を放ち、5回無死一塁では犠打を決め、
ウォーカーの3ランを呼び込んだ。あらゆるプレーをおろそかにしない桑田コーチの教えを忠実に守っている。
ピッチングにおいては桑田コーチに教わった「ピッチャーとしての考え方」を試合の中で照らし合わせながら、少しずつ考えながら投げることができるようになっているという。
「まず、ストライクを取るにはファウルと見逃しと空振りの3つがあるということ。それからボール自体にもカウント球、見せ球、勝負球の3つがある。その掛け合わせで、このボールは何を狙って投げるのか。カウントを取るためのファウルを狙うのか。勝負球で変化球を投げるならストライクからボールに投げないといけない。そういったことです」
桑田コーチとは「2年後、3年後には1年間を通して中6日を投げられるように」という将来像も共有しているという。2年目右腕は目標に向かって一歩ずつ進んでいく。
写真=BBM