交流戦でも打ちまくるか

ベイスターズの牧
よく2年目のジンクスと言う。
1年目とは違い、相手に研究され、自分自身も最初の怖いもの知らずから、少し思い切りの良さをなくしたり、1年目に張り切り過ぎたつけで故障したりすることもある。
ただ、時々まったく関係なしに活躍する選手もいる。
今年で言えば、
DeNAの
牧秀悟だ。彼は1年目から完成されたバッターだった。投手目線では崩しにくいタイプ。内外角どちらも苦にせず、打球も広角にヒットゾーンに運ぶ。さらに言えば、逆方向への長打もあるから非常に攻めづらい。
天才バッターと言っていいだろう。
交流戦は互いにデータが少なくなるが、だからこそ牧のように引き出しの多いタイプが打ちまくる可能性は高い。
現在、DeNAは5位と低迷している。不振の最大の要因は投手陣だが、故障者やコロナで自慢の打線もベストメンバーが組めなかった。
ただ、ここに来て
宮崎敏郎が帰ってきて
佐野恵太、
ネフタリ・ソトが調子を上げ、軸が固まってきた。
投手陣も、ひとまず
今永昇太が帰って来たし、
大貫晋一も安定感が出てきた。懸案のリリーフも抑えに入った
山崎康晃の球威も戻っている。
戦う態勢はできつつあり、牧の好調さが持続できれば交流戦の台風の目になるかもしれない。
写真=BBM