5月度のセ・リーグ月間MVPが発表され、投手部門はウィルカーソン(
阪神)、打者部門は
牧秀悟(
DeNA)が選ばれた。
ウィルカーソンは来日1年目で初受賞。5月は先発として4試合に登板し、リーグトップタイの3勝をマーク。防御率1.04はリーグ2位と好成績を残し、登板した4試合のうち3試合でクオリティ・スタート(6回以上自責点3以下)を記録した。そのうち、5月21日の
巨人戦(甲子園)では7回を、27日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では8回を投げて、2試合連続無失点での勝利投手となり、安定した投球で開幕から最下位に低迷するチームを鼓舞する活躍を見せた。阪神投手陣は、月間防御率1.79を記録するなど安定しており、その投手陣をけん引した。
投手部門での阪神からの受賞は、2021年10、11月度受賞の
伊藤将司以来。阪神の外国人先発投手の受賞は、2018年3、4月度の
メッセンジャー以来だ。
【ウィルカーソンの5月成績】
4試合 3勝1敗 投球回26回 防御率1.04 奪三振18 自責点3

2年目のジンクスを感じさせない打撃を見せる牧
2021年10月、11月度以来2度目の受賞となった牧。月間全22試合に先発出場し、リーグトップの25打点、長打率.720及びリーグトップタイの二塁打8本に加え、打率.329(リーグ2位)、8本塁打(リーグ2位)を記録。22試合中18試合で安打を記録し(マルチ安打は8試合)、好調をキープ。昨シーズンは、新人史上初のサイクルヒットを記録するなど華々しい記録を残し、ここまで「2年目のジンクス」を感じさせない活躍を見せている。特に、5月4日の
中日戦(横浜)から6日の
広島戦(マツダ広島)において、自身初となる3試合連続で本塁打を放つなど、2年連続となる2ケタ本塁打を達成した。
打者部門でのDeNAからの受賞は、自身が受賞した2021年10、11月度以来だ。
【牧の5月成績】
22試合 打率.329 27安打 8本塁打 25打点 1盗塁
写真=BBM