坂本が積み重ねてきた数字

仙腸関節炎のため坂本はオールスター辞退となってしまった
いよいよ今年もオールスターゲームの季節がやってきた。そこで今回は、オールスターでの主な部門における現役選手たちの通算成績を見ていこう。
打撃部門では出場すれば今年はケガのため出場辞退となった
巨人・
坂本勇人が強い。積み上げ型の本塁打と安打数でトップに立っている。27試合に出場して66打数20安打、4本塁打はさすがの成績。打率.303も20打数以上の中ではトップ5に入る。
ちなみに坂本は66打席で66打数。犠打はもちろん、四死球も犠飛もない。真っ向勝負でファンを沸かせるオールスターならではのデータと言えるかもしれない。
本塁打では2本で5位タイに
阪神の
原口文仁が入っている。原口のオールスターと言えば2019年。東京ドームでの第1戦で代打本塁打を放つと、地元・甲子園での第2戦でも2戦連発。大腸ガンから復活を果たした男の活躍に、本拠地は大歓声に包まれた。
打率では
ヤクルト・
内川聖一が28打数13安打の.464と打ちまくっており、オールスターMVPにも2度輝いている。
広島でNPBに復帰した
秋山翔吾も打率.320、3本塁打とオールスターには強い。
投手部門では
ソフトバンクの
千賀滉大だ。防御率を6イニング以上としたのは千賀を入れたかったから。3試合、6イニングを投げて被安打3、10奪三振で防御率は0.00。奪三振率は15.00ということになる。
今年の投手陣では当然、
ロッテの
佐々木朗希に注目が集まるだろうが、千賀の数字を基準に見ていくのも面白いかもしれない。
今回のランキング上位の中から今年もオールスターに出場する選手は意外に少ない。スターたちも世代交代が進んでいるということか。新たなお祭り男の出現に期待しながら、オールスターを見ていきたい。
写真=BBM