前半戦最終戦で2打席連続弾

前半戦最後のオリックス戦で今季初の2打席連続本塁打を放った柳田
前半戦最終戦で“らしい”打撃を見せた。7月24日のオリックス戦(京セラドーム)、4回一死で同点12号ソロをセンター左へ、5回二死からも2打席連続で13号ソロを左中間席へたたき込んだ
ソフトバンクの
柳田悠岐。試合は4対7で敗れたが今季初の1試合2発。前半戦はコンディションも万全ではなく、打率.276と柳田にしては物足りない数字に終わったが、最後に浮上の兆しを見せた。
2.5ゲーム差内に5チームがひしめく混戦パ・リーグ。かろうじて首位に立つソフトバンクだが、「夏男」柳田のバットに期待がかかる。トリプルスリーを達成した2015年には、8月に月間打率.364をマーク。6本塁打、21打点も記録し月間MVPを獲得した。翌16年の同月も、打率こそ.347と前年を下回ったが6本塁打、22打点と大暴れ。2年連続で8月に強さを見せつけるだけでなく、17年には7月に月間打率.393、続く18年にも同.392をマークするなど、毎年のように「夏に強いギータ」を示してきた。
リーグ優勝を逃した19年はシーズン序盤に左ヒザ裏の肉離れによる離脱があり、夏場にかけてもリハビリに努めていたが、20年は7月に.433(7本塁)という驚異の月間打率をたたき出して月間MVP(6、7月度)を獲得し、リーグV奪還にも貢献した。昨季も7月の月間打率は.368をマーク。「夏男」が、今季もその豪快なスイングでチームとファンを熱くする。
写真=BBM