
ラミレス氏のインタビューに答えた阪神・矢野監督[写真提供=DAZN]
最大借金16もあったチームが、103試合を終えた時点で貯金3と盛り返している。
矢野燿大監督率いる阪神だ。開幕戦でいきなり大逆転負けを喫し、そこから一気にチームは下降線をたどり9連敗。3.4月は9勝20敗1分けで最下位に沈んだ。そこから6月が14勝8敗1分け、7月が14勝6敗と一気に勝ち越し、8月は7日現在4勝2敗と好調を維持して首位・
ヤクルトと8.5ゲーム差の2位。最悪の状況からV字回復を遂げた理由は何だったのだろうか。
その秘密を8月4日から配信されたDAZNオリジナルドキュメンタリーシリーズ『虎の素顔』第3回で矢野監督が明かしている。アレックス・ラミレス氏がリモートで直撃したロングインタビュー。チームがどん底状態のときには「韓流ドラマをいっぱい見ました」と苦笑いを浮かべた矢野監督。自力優勝消滅からの浮上に大きく貢献してくれたのは
島田海吏、
熊谷敬宥の2人だったという。
「ミスを怖がってプレーするのはタイガースの野球ではない。超積極的にいきました」
快足を持つ島田、熊谷の先の塁を狙う姿勢がチームに勢いをもたらしたのは間違いない。
さらにラミレス氏は「シーズン後半四番は誰に任せるのか?」「キャッチャーの併用を続けるのか?」「自慢の投手陣のキーマンは?」など、ファンが気になる質問を矢野監督に投げかける。
シーズン後半戦に突入し、さらにヤクルトを追い詰めたい阪神。矢野監督の考えを知れば、さらにペナントレースをもっと楽しめる。