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【大学野球】明大が「3連覇記念祝賀会」を開催 主将・上田希由翔は「3冠を遂げたい」

 

85年ぶりのV4への挑戦


明大の主将・上田は「3連覇記念祝賀会」で、秋へ向けた抱負を述べた


 明大が7月15日、東京都内のホテルで「3連覇記念祝賀会」を開催し大学、野球部OB、球界関係者のほか約700人が出席した。

 2020年の新型コロナ禍以降、こうしたパーティーは行われていなかっただけに、大宴会場は久しぶりの祝福ムード一色となった。祝宴終盤の応援団によるパフォーマンスも「声出し」により、盛り上がりは最高潮に達した。

 明大は今春の東京六大学リーグ戦で戦後初、85年ぶりのリーグ3連覇。戦前の前回は、1937年春から38年秋にかけて4連覇を達成。明大は今秋、85年ぶりのV4への挑戦となる。

 この日、日米大学選手権で2大会連続20度目の優勝を遂げた侍ジャパン大学代表4選手(上田希由翔主将、村田賢一投手、蒔田稔投手、宗山塁内野手)がアメリカから帰国。羽田空港からパーティー会場へと駆けつけた。

 主将・上田は日米大学選手権第3戦で負傷(けん制球を首付近に受ける)し、第4、5戦を欠場。幸い大事には至らず、元気な姿で出席者の前で、秋への抱負を述べた。

「今年は4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会優勝)を目指していましたが、大学選手権で優勝できず(青学大との決勝で敗退)、その目標は届かなくなりました。この秋はリーグ4連覇、昨年に続く神宮大会優勝で、3冠を遂げたいと思います」

 壇上のスクリーンには「挑・超・頂」と、明大の今年のスローガンが映し出されていた。2023年秋、明大のチャレンジは続く。8月上旬には「御大」として親しまれた島岡吉郎元監督の出生地・高森町(長野)での、夏恒例のキャンプが控えている。「人間力野球」の精度を上げ、チームの結束力を高めていく。

文=岡本朋祐 写真=BBM
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