
故郷・長野県宮田村をPRする水上[球団提供]
西武は8月15日の
楽天戦を「
水上由伸投手のふるさと長野県宮田村ナイター」として開催する。村単位でゲームスポンサーをするのは異例だ。
長野県南部に位置する宮田村は雄大な山々に囲まれた自然豊かな村で、移住先としても人気が高く“住みたい田舎”としても知られているが、人口は約8800人に留まる。その宮田村から輩出された初のプロ野球選手が水上だ。昨季は新人王を獲得し、育成出身で新人王に輝いたのはパ・リーグでは史上初の快挙だ。地元愛は人一倍強く、昨年の契約更改では「将来は村長になりたい」と野望を語ると共に、オフには同村でトークショーを実施するなど、地元との交流も欠かさない。
当然、そんな水上を応援する村民たちの熱量も非常に高い。当日の試合に合わせて宮田村などが日帰り応援バスツアーを企画し、なんと受付開始後約1分で完売、約120人がベルーナドームまで応援に駆け付ける。
当日、球場前の特設ブースでは、酒類や菓子類、リンゴ、米などの特産品を販売し、ライオンズファンにも村をアピールする予定で、入場ゲートで特製うちわも配布する。
「うれしいですね。たくさんの方が宮田村から来ると聞いているので、良い姿を見せられればと思います。宮田村の特産品が販売されるとのことですが、僕のおすすめはウィスキーですね。僕はお酒が好きなので、ハイボールやロックで飲むと最高です! 食べ物は田舎独特のものがあるのでぜひ食べていただきたいです。おいしいですよ! 当日は、投げられる機会があれば応援に来てくれた皆さまの期待に応えられるように、またチームが勝てるように全力でがんばります。応援よろしくお願いします!」
地元からの熱烈な声援を受け、水上も自身の活躍で故郷のPRを誓っている。