誰も知らないラオウの真実がここに

『僕がラオウになる日まで』表紙
4月5日、
オリックスのラオウ、
杉本裕太郎選手の初の自著『僕がラオウになる日まで ドラフト10位からの逆襲人生』が発売。31日に京セラドーム内のBs SHOPで先行販売もされる。
杉本選手は1991年4月5日生まれ。徳島県出身で徳島商高、青学大からJR西日本を経て2015年秋に行われたドラフトでオリックス・バファローズに10位で指名されてプロの世界へ入った。
入団してからの4年間は一軍に定着できずにいたが、
中嶋聡二軍監督が一軍監督代行を務めた20年途中から一軍出場を増やすと、翌21年に32本塁打を放って初のホーラン王のタイトルを獲得。打率も3割をマークし、25年ぶりの優勝の大きな戦力となっている。
日本一に輝いた22年も日本シリーズでMVPを獲得。23年からは選手会長にも就任。周囲やファンからは「ラオウ」の愛称で親しまれ、ホームランを放った後の「昇天ポーズ」も定番となった。
著書の「はじめに」にはこう書かれた箇所がある。
「笑いあり、涙ありのプロ野球人生。僕は本当に仲間に恵まれています。みんながいないと、ここまで絶対に来られていません。ドラえもんが出してくれそうな魔法のバットも、もちろん欲しいです。でも、秘密道具に頼らない物語を、見てもらいたいなと思っています。
悔いのない、人生を──。」
強くて、ひたむきな男が駆け抜けてきた波瀾万丈の野球人生は、まさに奇跡の連続。
誰も知らない「ラオウ杉本裕太郎」の真実がここにある──。