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【大学野球】大阪桐蔭から東京六大学へ5人進学 同級生に負けまいと闘志を燃やす法大・境亮陽

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レベルの高い、スキのない選手へ


大阪桐蔭高から法大に進んだ境は、4年間で通算100安打を目指す[写真=BBM]


 法大に進学した境亮陽(1年・大阪桐蔭高)は、究極の負けず嫌いである。出身校からは早大に徳丸快晴外野手、明大に平嶋桂知投手、吉田翔輝外野手、立大に南陽人投手が進学。東京六大学に高校の同級生が5人もいるのだ。

「徳丸と吉田は外野手。比べられやすいと思います。お互い、負けたくない思いがある。切磋琢磨していきたいです」

 昨年9月、高校日本代表でプレーしたチームメートには同じ外野手の立大・濱本遥大(1年・広陵高)がいる。「負けるわけにはいかない。ライバル視している」。

 なぜ、境は大学進学を選択したのか。

「もともとプロを目指していましたが、大学4年間を通して成長できることもある。西谷(浩一)監督とも『大学で力をつけてからプロを目指したほうがいい』という話になりました。少しでも早く、チームの戦力になって、日本一に貢献する。個人的には力をつけて、4年後のドラフトにかかるように、注目される選手になりたいです」

 高校時代は投手も兼任していたが「そんなに抑えられるレベルではない」と、外野手に専念する。目指すプレースタイルは明確だ。

「どの角度から見ても、レベルの高い、スキのない選手。選手像としては走攻守、すべてのトップレベルを目指していきたいです」

 大阪桐蔭高の練習量は全国屈指。一方で、大学は自主性が求められる環境だ。「全体の練習時間が短いので、自主練習をやる人とやらない人で差が出る。考えてできるのが、大学の良さです。時間の使い方を考えながらやっていきたい」。高校で1学年先輩の小川大地とコンビ組んで、夜遅くまで汗を流しているという。

 4年8シーズンの目標は「100安打」。東京六大学の野手として、超一流の領域に挑戦する。鋭い視線の境。勝負師のオーラを醸し出しており、法大の空気を大きく変える予感がする。

文=岡本朋祐

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