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社会人野球リポート

【アジア競技大会】「日韓戦」で侍ジャパン社会人代表が快勝した理由

 

32年ぶりの金メダルへ一丸


川口監督は試合後の会見で勝因を語った[写真=高野徹]


▽スーパーラウンド(9月25日)豊橋市民球場
日本5-0韓国

 第20回アジア競技大会が愛知県内で開催されている。野球競技において、日本は侍ジャパン社会人代表を編成している。自国開催だった1994年の広島大会以来、32年ぶりの金メダルを目指す日本がスーパーラウンド初戦で韓国に5対0で勝利した。3回裏に向山基生(NTT東日本)が先制適時二塁打を放つと、さらに2点を追加。6回裏には矢野幸耶(三菱重工East)、添田真海(日本通運)の適時打で5対0とリードを広げた。投げては先発の左腕・樋口新(王子)が7回4安打無失点。8回は嘉陽宗一郎(トヨタ自動車)、9回は渕上佳輝(トヨタ自動車)がそれぞれ抑え、無失点リレーを決めた。日本投手陣は無四球と辻本勇樹(NTT西日本)の好リードも光った。

【川口朋保監督】
「このアジア競技大会は韓国と台湾に勝たないと、優勝は見込めないというか、たどり着かないので、今日の試合はすごく大事でした。そこで樋口がしっかりと初回を0点に抑えてくれた。そこで勢いがついたんじゃないかなということと、今日はこの会見にはいないですけど、一番の矢野が追加点となるタイムリーを打ってくれ、みんなに勇気を与えました。一球にかける執念というのがすさまじいものがあるので、それを体現しようということを話はしていたのですが、なかなか簡単にできないんですけど、本当に良いパフォーマンスを出してくれている。それを支えている控え選手、今日のブルペンも松田(航瑠、日本製鉄室蘭シャークス)谷脇(弘起、日本生命)、加藤(三範、ENEOS)あたりがフルで用意してくれていたので、そういう選手の力というのもありましたし、データの部分では、夜遅くまでしっかりとまとめてくれて、選手に提供してくれている。陰の支え、控え選手の力が勝因かと思います」

先発・樋口は7回無失点


先発の樋口は7回無失点の好投。日本チームに流れを呼び込んだ[写真=高野徹]


【樋口新投手】
「韓国の選手は力のある打者が多いという話を聞いていた中で、監督からもずっと、チームとしてストライク先行で、ゾーンで勝負するのが一番大切というのを伝えてもらったので、また、辻本さんを信じて投げるという、2つを意識して投げました。辻本さんは毎回、イニング間で話をしていただいて、構え方とか一つを取っても投げやすかったです」

【辻本勇樹捕手】
「球場も少し狭いですし、風も考えながら、ランナーがいる場面でホームラン打たれないということを一番重きを置いていました。ランナーがいる場面、ピンチでもランナー一塁でも関係なく、自分たちのピッチングをしようと話したことができたのは良かったと思います。(打者としては)ゾーン内で強い球でどんどん勝負してくれるピッチャーが多かった中で、そこを振り負けないようにというのを自分の中で意識して試合に臨みました」

持ち味の勝負強さ発揮


向山は3回裏一死一、二塁から先制適時二塁打を放った[写真=高野徹]


【向山基生外野手】
「先発ピッチャーの情報は入っていました。(KBOで実績のある)好投手と聞いていて、日本の社会人野球にはいないようなタイプだったんですけど、積極的にスイングすることを心がけて、いい結果につながったなという感じです。僕らは社会人野球をもっと認知していただきたいですし、都市対抗という興行をもっと大きいものにしていきたいと思っている。今回はその代表選手がそろっていると思うので、社会人野球の良さを精一杯伝えられればなと思います」

日本開催でプレーできる感謝


嘉陽は8回表に二番手で救援し1イニングを打者3人で封じた[写真=高野徹]


【嘉陽宗一郎投手】
「韓国の強打者相手に、まずは怯むことなく各投手陣が自分の投球ができたと思いますし、台湾、韓国は強打者多いですけど、自分の持ち味をしっかりパフォーマンスとして出せれば通用すると思っていますので、このスーパーラウンド初戦でまず勝ちを取れたというのは、非常に大きいかと思います。アジア大会が日本開催であること、ここでいま、僕が選手としてプレーできることに感謝を持って、明日明後日と全力プレーをしたいと思います」

見事な完封リレー


渕上は9回表に三番手で救援し1イニングを打者3人で抑え、5対0で逃げ切った[写真=高野徹]


【渕上佳輝投手】
「9回に入ったところで無失点だったので、完封リレーで決めたいなと思っていました。樋口から韓国打線の情報をもらいながら、まずは自分の球を投げることに集中して、それを実現できたので、良いピッチングができたと思います」

計11チームで応援団結成


「東海ドリーム応援団 for JAPAN」には西濃運輸、ヤマハ、王子、JR東海、日本製鉄東海REX、東海理化、東邦ガス、トヨタ自動車、三菱自動車岡崎、ジェイプロジェクト、Honda鈴鹿の計11チームが参加した[写真=高野徹]


 侍ジャパン社会人日本代表チームを盛り上げるべく、JABA東海地区所属のチームが集結して応援団「東海ドリーム応援団 for JAPAN」が結成された。
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