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【アジア競技大会】32年ぶり金メダルへ王手! 再び「日韓戦」でアジア王座奪還へ挑戦

 

アマチュアの結集力でプロに挑戦


台湾に7対3で快勝。試合後はスタンドのファンに決勝進出を報告した[写真=高野徹]


▽スーパーラウンド(9月26日)
日本7-3台湾 岡崎中央総合公園野球場

 自国開催だった1994年の広島大会以来、32年ぶりの金メダルを目指す日本が、スーパーラウンド第2戦で台湾に7対3で勝利し、韓国との決勝進出を決めた。1点を追う日本は3回裏、先頭の有馬諒(ENEOS)の二塁打を足がかりに一番・熊田任洋(トヨタ自動車)の左適時二塁打で追いつと、続く二番・添田真海(日本通運)の一塁内野安打で逆転に成功した。5回裏には向山基生(NTT東日本)の適時二塁打、7回裏には代打・柴崎聖人(王子)の左適時二塁打で2点を追加。8回裏には代打・丸山壮史(ENEOS)の2ランが飛び出した。

 先発・近藤壱来は初回に先制点を許すも2回以降は立ち直り、6回1失点でまとめた。7回からは加藤三範(ENEOS)が1失点、松田航瑠(日本製鉄室蘭シャークス)が無失点、長野健大(JFE西日本)が1失点で、リリーフした3投手が1イニングずつをつなぎ、台湾の反撃を封じて逃げ切った。

 27日はアジア王座をかけた「日韓戦」である。韓国は今年3月のWBC出場組など、KBOで活躍する主力選手が出場。一方、日本はオール社会人で「アマ対プロ」の構図だ。日本の社会人野球の公式戦は原則トーナメント。負けられない一発勝負の戦いを主戦場としており、1球にかける執念、集中力に長けている。日本はスーパーラウンド初戦(25日)で5対0と快勝したが、韓国は決勝に向けて、立て直してくるはず。プロのプライドにかけても、アマチュアに連敗するわけにはいかないはずだ。決勝は18時30分プレーボール。豊橋市民球場では、スリリングな好ゲームが期待される。


【川口朋保監督】
「今日は天候、グラウンドコンディションがあまり良くなかったですけど、そういう状況でも、社会人野球は試合がある。慣れというのはあるんですけど、初回はちょっと珍しくバタバタしてしまって、失点してしまったんですが、そこは最初失点、1点でしっかりと切り抜けられたところが良かったと思います。先発の近藤が初回に1点を取られてしまったんですけど、徐々に尻上がりに調子が良くなり、良いリズムつなげてくれたところが今日の勝因だったと思います」

ストライクゾーンで勝負


先発の近藤は初回に1失点も2回以降は立て直してきた[写真=高野徹]


【近藤壱来投手】
「初回にバタバタして1点取られたんですけど、もともと『尻上がりのピッチャー』なので、しっかり粘って、ストライクを投げていったら球も良くなり、行けると感じました。投手陣全体でしっかりストライクゾーンで勝負できました」


しっかりリセットして


3回裏無死二塁から一番・DHの熊田が適時二塁打で1対1に追いついた[写真=高野徹]


【熊田任洋内野手】
「しっかり全員が『入り』から注意して、挑むことができたので良かったです。(韓国との決勝に向けて)昨日、戦ってみて、投手のレベルの高さ、打者のスイングの鋭さというのは、社会人野球ではなかなか感じられない選手ばかりでした。昨日勝ったからと言って、明日勝てるわけではないので、しっかりリセットして、準備して挑みたいなと思っています」

添田が執念の逆転適時打


3回裏、熊田の適時二塁打で追いつくと、添田の一塁内野安打で逆転。初回の守備のミスを取り返した[写真=高野徹]



「東海ドリーム応援団 for JAPAN」が盛り上げ役


日本の逆転で応援席も盛り上がりを見せた[写真=高野徹]



日本の野球を徹底


8回裏一死一塁から代打・丸山が試合を決定づける2ランを放った[写真=高野徹]


【丸山壮史内野手】
「悪天候の中でしたが、スタメンの選手、近藤さんはじめ、すごく頑張っていました。僕はベンチスタートでしたので、チームが劣勢な展開のときの出番を想定して準備していました。その中で、ベストを尽くそうと思っていたので、個人的には良かったと思います。予選リーグからなかなか良い結果を残すことができなかったんですけど、チームメイトに支えられて予選リーグ突破できたので、この決勝リーグで出番があればチームに貢献したいという思いだけで打席に立ちました。気持ちが一番。チームが勝っていましたけど、何とかダメ押しになればいいなというか、次につなぐ気持ちで打席に入りました。(決勝に向けて)僕は前回大会、3年前の杭州大会(中国)も経験させてもらったんですけど、韓国は若手中心、野手、投手もスターぞろい。素晴らしい選手たちが相手ですが、日本の社会人野球の良さ、粘り強さ、がむしゃらさ、一生懸命さを発揮すれば、昨日のような展開に持って行けると思います。劣勢であっても変わらず、日本の野球をやっていきたいなと思います」

加藤が二番手で粘投


7回から救援した二番手・加藤は1失点も粘投を見せた[写真=高野徹]




三番手・松田は3奪三振


8回から救援した三番手・松田は無失点。奪ったアウトはすべて三振だった[写真=高野徹]



長野が締めた気迫の投球


9回からリリーフした四番手・長野は1失点を喫するも、7対3で逃げ切った[写真=高野徹]



心身ともに充実


台湾とのスーパーラウンド第2戦は霧中という厳しい気象条件の中で行われたが、日本の選手たちはタフだった[写真=高野徹]

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