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WBSC U-23野球ワールドカップ2026

【侍ジャパンU-23代表】青学大出身の同級生が「5年連続」を目指す理由

 

1年ぶりのチームメート


青学大時代、藤原[左]が主将で初谷[右]が副将として東都大学リーグ6連覇を遂げた[写真=BBM]


「WBSC U-23野球ワールドカップ2026」は11月7日に開幕する。開催地・ニカラグアへの出発を前にして、10月31日から3日間の国内合宿を千葉県内のグラウンドでスタートした。代表メンバーは24人。青学大で同級生だった藤原夏暉内野手(当時主将)と初谷健心内野手(当時副将)が再び、チームメートとなった。合宿初日の練習後に話を聞いた。

自チームは日本選手権出場


藤原は右投両打の内野手。ディフェンスも鉄壁である[写真=BBM]


――代表チームに合流した率直な感想をお願いします。

藤原 7月の選考合宿の段階から、このメンバーでやりたいと思っていました。やっと始まるな、という感じです。目標は大会3連覇です。自分のできることをまっとうすれば、チームに貢献できると思うので、あまり考えすぎず、目の前のプレーに集中します。

初谷 同世代でプレーするのが久しぶりなので、楽しみではあるんですけど、初めて海外で野球をするので、不安も多少あるかなという感じです。一次ラウンド(日本はグループBで6チームの総当たり)はリーグ戦ですが事実上、一発勝負ですし、大事な場面で打って、勝利に貢献してスーパーラウンド、決勝進出へとつなげていきたいです。

――再び、初谷選手とチームメートになりました。

藤原 うれしいですね。顔なじみの選手が多いので、すごく楽しみです。

初谷 野球を見ていても、この1年で変わった部分とかもたくさんある。バッティングもパワーがすごく付いているなと感じますし、すごく刺激になります。

――藤原選手は初谷選手の変わった部分をどこに感じていますか。

初谷 (藤原は)見ていないですよ(苦笑)。

藤原 あまり、見てないです(苦笑)。私生活の部分はすごく知っています。学生最後も寮で同部屋だったので、今大会を通じて、人としての成長具合を見たいなと思います。この合宿では部屋は違いますが、様子を覗きに行きます。

――藤原選手が在籍する日本生命、初谷選手が在籍するJR東日本、いずれも社会人日本選手権に出場している中で、何か思うところはありますか。

藤原 どちらに行くのかは迷っていたところだったんですけど、杉浦さん(杉浦正則監督)のお話を聞いて、自分は侍ジャパンでプレーしたいという気持ちが芽生えたので、代表チームに集中しようと思って来ました。

――具体的にはどんな話があったんですか。

藤原 7月の合宿の時なんですけど、杉浦さんはジャパンでの経験が豊富なので、世界一を取るということに対しての意義を受け止め、感銘を受けたので、そこで決めました。

初谷 自分は代表の話をいただいた時点で、JR東日本の浜岡(浜岡武明)監督から「侍ジャパンのほうで頑張ってくれ」というやり取りがあったんです。日本選手権にはもちろん出たかったんですけど、自分も代表に集中したいという思いはあります。

――今回の経験を、2027年シーズンのチームに還元することが求められますね。

藤原 良いメンバー、すごく刺激になるメンバーが多いので、何か一つでも吸収できる部分があればと思ってやっていきたいなと思います。

初谷 自分も練習方法、プレーであったり、いろいろなことを学んで帰りたいと思います。

ドラフト1位への意欲


初谷は合宿初日の打撃練習でフォームを確認していた[写真=BBM]


――藤原選手は両打ちで、ご自身のセールスポイントとなりますでしょうか。

藤原 そうです。スイッチヒッターを売りに、プロに行きたいという思いがあるので、こだわって取り組んでいます。右と左、両打ちで長打を打ちたいというのが一番の根底にあるので、そこを大事にしてやっています。

――昨年のドラフトでは同期の中西聖輝投手が中日、小田康一郎内野手がDeNAにそれぞれ1位指名を受けました。初谷選手もプロを意識していますか。

初谷 野球やるからには、プロを目指してやりたいという思いはあります。

――青学大在学中は4年秋に、東都大学リーグ6連覇を達成。そして明治神宮大会では2連覇を達成。3年時には全日本大学選手権で2連覇を遂げ、大学年間タイトル4冠と、まさに「黄金時代」でプレーしました。今年のドラフトでは1学年後輩の鈴木泰成投手がソフトバンク、渡部海捕手が楽天に1位指名。これで、青学大は2023年から4年連続でドラフト1位を2人輩出しています。2027年は「5年連続」がかかっていますね。

藤原 行きます。僕らが、1位で行きます。そのためにもまずは、この大会でしっかり結果を残して、海外で得た財産を日本生命に伝えていきたいと思います。

初谷 自分も一緒です。1位で指名していただけるように努力します。今大会の経験を自チームへと持ち帰り、来年こそは都市対抗制覇を目標に頑張りたいと思います。

取材・文=岡本朋祐
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