
3月6日の巨人戦[札幌ドーム]で、5回途中でピンチを残してマウンドを降りる吉田[日本ハム]。ここはピンチを乗り越えさせてみるところだったのでは?[写真=榎本郁也]
交代では何も残らない
この号が出るころには少し古い話になっているかもしれませんが、今週は、じっくりとテレビ観戦ができた3月6日、札幌ドームでの日本ハムと巨人の試合を見て思ったことなどを書いていきたいと思います。
この試合では、巨人が戸郷(
戸郷翔征)、日本ハムが吉田(
吉田輝星)と、同学年の2人が先発しました。アマチュア時代は吉田のほうが有名だったんですが、この試合を見ると、さすがに戸郷のほうが、プロで先発で投げてきた経験が生きた、一枚上の投球をしていました。
戸郷は、昨年9勝の自信でしょうか、少し不安定な部分もあってランナーは出すのですが、そこで頼れる「このボール」というものを持っています。インサイドを突く速いボールと、落ちる球ですよね。これを武器に切り抜けていけるので、間違いなくある程度のイニングは稼げる。今年もローテーションを守っていけるだろうと見ました。これまでは・・・
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