
自分の現役時代のフォークの握りです。ボールを挟むために関節を柔らかくする練習をしていました
二段モーション論争
菊池雄星(
西武)の二段モーションの一件がNPBとの話し合いの結果、一段落となりました。今後はルールに従いフォームを修正するとのことですが、これがどれほど大変な作業なのか、よく分かります。自分が二段モーションの禁止によってフォームを改造せざるをえなかったのは2006年の開幕前。キャンプで試行錯誤して、「ここまではOK」「これはダメ」と一つひとつ確認しながらフォームを固めるという時間のかかる作業でした。それだけ投手にとって、フォームはとても大事なものなんです。
菊池にモーションで変化をつけて打者のタイミングを外そうとか、そうした意識はなかったはずです。あくまでもいいボールを投げようと、追求した結果です。シーズンは9月を迎える大事な時期ではありますが、何とかこの逆境を乗り越えてもらいたいものです。
さて、今回は変化球について書いていきます。今年も
千賀滉大(
ソフトバンク)の「お化けフォーク」をはじめ、印象的な変化球の使い手が・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン