センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第13回は福岡大大濠。 
先発した三浦は7度得点圏にランナーを背負うも初回以降得点を与えない力投を見せた
第89回大会(2017年)
2回戦
福岡大大濠1-1滋賀学園(延長15回引き分け再試合)
大会屈指の右腕として注目されていた福岡大大濠の
三浦銀二だったが初回、滋賀学園(滋賀)打線に捕まった。連打を浴び1アウトを取った後、四番・武井琉之にタイムリーを打たれ1点を許した。それでもその後は得点圏にランナーを背負うこともあったが、崩れることなく踏ん張り味方の反撃を待った。
福岡大大濠は8回、一番・久保田有哉がヒットで出塁すると、二番・平野孝太朗が送り、三番・
古賀悠斗が四球を選びチャンスを作る。すると四番・東怜央がセンター前へタイムリーを放ち、ようやく同点に追いついた。しかし、その後は三浦と滋賀学園の2番手・棚原が力投を見せお互いに得点を許さず、延長15回を終えても決着がつかなかった。

延長15回を戦った福岡大大濠ナイン。翌々日の再試合では5対3で勝利した
この日は次の試合の健大高崎対福井工大福井戦も延長15回引き分け再試合となり、タイブレークが採用されるきっかけとなった日となった。
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